購入し、中をリノベーションをすると決めたら、次のステップは、
・ 方針を決めること
・ その方針をもとに仕事をお願いするリノベーション会社を選ぶこと
です。
私はメーカーで働いていたことがあるせいか、家の中の備品を購入するときにはいちいち自分で比較検討をし、納得した上でないと気が済みません。中には、イメージだけ伝えてその通りにしてほしい、リノベーション会社にほぼ丸投げしたい、という方もいらっしゃるかもしれません。しかしいずれにせよ、そもそもどういう部屋にしたいのか、という方針がなければ話になりません。誰がどんなふうに住むのか、何を大事にしたいのか、ということです。決めなければならないことがたくさん発生する中で、それぞれの選択肢においてどうすべきかがわからなくなる、ということにならないためにも、方針を決めるのは重要だと思います。
ではどんなふうに?
テレビ番組で個人の家を紹介するものがあると思います。そのタイトルになっているようなものをイメージすればよいかもしれません。例えば、常に家族の存在を感じる家、とか、ハワイアンテイストの家、とか、眺望を楽しむ家、などなど、短い言葉で表現できるようなものがありますよね。そういうことではないでしょうか。例えば、常に家族の存在を感じる家、ならば、極力壁を減らし、家事をしながらでも子供の様子がわかるような設計になるのではないでしょうか。
私はこの段階で、ベースになる色と、もし加えるならばどの方向の色なのか、ということも決めました。具体的には、基本は白で、でも、少しベージュ系の色を入れる、という感じです。ベージュでなければグレー系かと思うのですが、方向性の違う色が混ざってしまうとちぐはぐな印象になってしまうかな、と。建具や壁紙、キッチンやお風呂、トイレなどの設備も、この色方針を中心に考えました。
そして方針を決めたら、誰と仕事をするか?です。
リノベーションをしてくれる会社はたくさんあります。その中からどうやって選ぶか、だと思うのですが、今の時代、インターネットで検索もできます。その中から、施工事例を中心に自分の方針に沿って仕事をしてくれそうな会社を選ぶというのがよいのだと思います。〜だと思います、と書いたのには実は理由がありまして、私の場合、知人から工務店を紹介してもらったのです。知人の家をリフォームした会社で、その仕事ぶりがとても丁寧だなぁと思っていたので、紹介してほしいとお願いしたのです。お友達割引を期待して、ということは全くありません。コストを削れば、その分内容が削られて当然です。そこで無理を言って不愉快な気持ちで仕事をしていただくとお互い不幸にしかなりません。そもそも備品は自分で検討しようと思っていたので、予算内におさまらなければ、どの機能を落としてコストダウンするのかを自分で決めようと思っていました。自分でできることは自分でやりたい、ということも理解していただけるよう、信頼できる知人経由で信頼できる会社にお願いをしたのでした。
一緒に気持ちよくこの仕事を完遂させるために何より重要なのは、お互い信頼できるかどうかだと思います。