「グッドワイフ」というドラマに登場していた強烈なキャラクター、エルスベス・タシオニ。彼女を主人公にした物語です。

エルスベスは「グッドワイフ」の主人公と同じシカゴで働く弁護士。久しぶりに弁護士に復帰した主人公が成長していく法定ドラマでしたが、その中で登場する女性弁護士の一人。

ドラマに登場する他の女性弁護士たちはいかにも戦闘服なバリっとしたスーツ。まさに弁護士ルックでしたが、エルスベスは独特のファッションセンスで、とにかく派手。そしてなぜかいつも荷物が多い。複数のバッグを肩からかけていて、ずっとおしゃべり。話がすぐにあちこちに飛ぶ。要するに、ちょっと面倒くさいおばさんキャラなんですね。

しかし、弁護士としてはかなり優秀で、主人公が恐れるほど。おしゃべりの内容がとっ散らかっているようで、実は何気ない会話の中からヒントを得ている。いろんなものを隅々まで見ている。ところであなたの着ているブラウスとても素敵ね、あらあなたのスカーフ、とっても素敵な色だわ、など、別の話をしていても突然そう呟いて、話し相手を困惑させる。でも、実は見たものからしっかりといろんな情報を得ている。気づくって、そもそもいろんなものを見ているからこそなんだな、と考えさせられます。頓珍漢に見えるけど、痛快に問題解決。

そんなエルスベスが、ニューヨークの警察で殺人事件を解決していくお話。

はじめは困惑している周囲の人たちも彼女の能力に気付き、サポートしてくれるようになるんですけどね。

視聴者はドラマの冒頭部分で犯人を知ることになり、あとはエルズベスがじわじわと真相に近づいていく様子を見ていく、というスタイル。

シーズン1に続き、シーズン2まで見ています。でも・・・あれ?シカゴに帰らなくていいの?本業である弁護士の仕事は大丈夫なのかしら?面白いのでずっと続けてほしいですが。